中学受験というドラマ

「一人一人がドラマなんですよ」と目を潤ませながら、熱い語り口調で先生にお話しいただいたのは、ちょうど息子が小学四年生の二月下旬のことでした。

今思えば、ちょうど滝中学校と東海中学校の発表後、数日たった頃だったと思います。それまでは、中学受験という言葉も知らず、ただ向学心と負けん気だけは人一倍強かった息子が、初授業を受けて「お母さん、名進研すげー楽しかった!」と目をきらきらと輝かせながら車に乗り込んできたのが、本当についこの間のことのようです。

入試前日に息子がぽつりと「楽しかったな……もっとみんなや先生と一緒に勉強したかったなあ。」と口にしたとき、二年という名進研への通塾生活が本当に実り多き時間であったこと、そしてどんなときにも常に先生方の温かいまなざしがあったことを改めて知らされました。

不安があることを見透かしたかのように、タイミングよく電話をくださったり、名進研とスポ少との両立ができなくなり、もう名進研をやめようかと悩んだときに親身になって相談に乗ってくださったりと親としても精神的に支えていただきました。

また、東海中学校の入試当日、やはり算数が難しかったようで、普段一切弱気な発言をしない息子が珍しく不安に駆られているのが伝わってきました。帰宅途中の電車の中で「お母さん、名進研に送ってって。」と懇願するように言われました。翌日は滝中学校の入試ですし、時間的にも早い時間ではなかったので少し躊躇しましたが、本人のせっぱつまった様子を見ると、このまま帰宅してもよくないだろうと判断し、その足で送っていきました。その後、改めて迎えに行くと息子の遠くから走ってくる姿を見ただけで何か吹っ切れたことが伝わってきて、もう大丈夫なのだということが手に取るようにわかりました。先生方はどんな魔法を息子にかけてくださったのでしょう。不思議がっている私に息子が「算数、みんな難しかったらしい。先生も難しいって言ってたよ。あはは、よかった、僕だけじゃないわ」とうれしそうに話してくれました。あまりに単純明快な答えに、思わず吹き出してしまいました。しかし、これというのも二年間の苦楽を共にした先生との信頼の絆があったからこそ、この言葉が息子の心に響いたのだと感じています。

これ以外にも紙面には語りつくせないほどの数々のドラマがありました。そして、その素晴らしい経験と、どの場面でもドラマの名脇役となってくださった先生方との出会いに、本当に感謝申し上げます。

名進研とは

愛知県・岐阜県の中学受験・高校受験の進学塾です。受験生を応援するページを立ち上げました。このブログで卒業生たちの熱い応援メッセージを届けていきます。

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